新規就農事例

北広島町

頼光 恵理さん(34歳)

平成20年3月就農

取材
平成29年7月4日
協力
JA広島北部

北広島町大朝でミニトマトの栽培に取り組んでおられる頼光恵理さんを取材しました

実家が兼業農家で幼少の頃から農業は身近な存在でした。学生時代アルバイトで集落法人へ勤め、水稲の苗管理等の作業を行っていました。
家でトマトを栽培しているのを手伝っているうちに楽しくなり、JAの勧めで4軒の農家が勉強しながらミニトマトの栽培を始めました。

ハウス25a(5a×5棟)でミニトマトを栽培しています。品種はサンチュリーピュアです。
生産したミニトマトのほぼ全量をJAを通じ市場へ出荷しています。
土づくりにこだわって微生物資材を使用しています。農薬は使用しますが、できるだけ使用したくありません。
理由は安心・安全の観点から消費者に化学農薬の使用を抑えた農産物を食べてほしいからです。
あと、自分の体を守るためもあります。

500万円の所得確保です。
経営規模を大きくしようとも考えましたが、結局人件費がかさみ、所得向上につながらないため、現在の規模で収量、品質の向上、商品の差別化を図り、所得向上に取り組んでいます。
また、ロマネスコ(カリフラワーの一種)の栽培にも挑戦しています。

事業は、平成20年度 園芸産地構造改革推進事業を活用し、補助残をJA広島北部のハウスリース事業を活用しました。

農業を1人でやるのは困難です。私も家族をはじめ、仲間など周りの方々の支援があったからこそ、農業やっていると実感しています。
一番大事なのは、農業が好きで楽しくやること。
あと、体を酷使しないこと。若いからと言って無理をしては、後に響きます。また最初から家庭を支えるために農業を始めるのもしんどいと思います。
とにかく苦しいけど楽しいのが農業です。

就農者の写真1 就農者の写真2