新規就農事例

福山市

村上 正弘さん(36歳)

平成29年1月就農

取材
平成30年8月20日

特産ブドウで農業経営の確立と産地活性化を目指す

地元の福山市沼隈町は、ブドウの産地であることは知っていましたが、これまでは直接関わることはありませんでした。
たまたま、知り合いの紹介でブドウ農家でのアルバイトをする機会があり本格的にブドウ栽培に触れることが出来ました。作業を教えてもらったり、ブドウ経営に対する考え方などの話を聞くうちに自分でも栽培してみたいと思うようになっていました。
そのような折、福山市沼隈町で研修後に産地の園地を引き継ぎ就農ができる研修制度が始まると聞き早速応募しました。そして、この産地での一期生として研修を受け就農しました。

2年間の研修を経て、産地の園地を引き継ぎ営農をスタートさせました。
就農1年目の現在、栽培品種はニューベリーAが36aとなっていますが、成木の園地を引き継がせていただいたので最初から十分な収量が見込め日々ブドウ栽培に頑張っています。まずは、先輩農家から「栽培者が代わって品質が落ちた」と言われないようにしっかり管理していきたいものです。

沼隈のブドウ産地では、研修制度もあり若手が増えつつあります、先輩農家に学びながら産地を盛り上げる力になっていきたいと思います。
技術や知識を高め規模の拡大を行い、将来的にはピオーネやシャインマスカットなどの大粒ブドウの栽培やハウス等の施設栽培も目指したいと思います。

青年等就農資金(準備型)を受けながら、産地内の研修用園地で2年間の研修を行いました。
青年等就農資金(開始型)を受け営農を開始しました。

就農直後のブドウ栽培は、想定通りに進むことはなかなかなく頭を抱えることもあるのですが、先輩方の助言や手助けもあり作業を進めて行けています。
私は、正直コミュニケーションは苦手な方ですが、産地の組合で行う共同作業や労働力が足りない園主の手伝いなどをきっかけに色々と声をかけてもらえることも多くなりました。これからも、そういった機会は大切にしていきたいと思っています。

就農者の写真1 就農者の写真2