新規就農事例

福山市

多木 陽平さん(37歳)

平成26年7月就農

取材
平成29年6月8日

福山市箕島地域において、ほうれん草や露地野菜の栽培に取り組まれている多木 陽平さんを訪問しました。

・食品会社(漬物担当)に在籍していた時、原材料の買い付けに長野県や九州に行っていたときに、産地での後継者不足の話をよく聞いて食料に対する危機感を持ち始めました。
・60歳を過ぎてから就農しようとも考えていたが、若いうちに始めようと思い就農を決意しました。
・箕島地区の研修生募集の話を聞いて、自宅に近いことや、施設も整っていたことから、この地でチャレンジしようと思いました。

・現状は、ハウス4棟(7m×50m×2棟、5.5m×50m×2棟)および露地30aでほうれん草、白ウリ、ナスなどを栽培しています。
・農作業・調整作業を夫婦で行っています。今は雇用はしていませんが、将来的には周年栽培できるよう取り組みを行いたいと考えています。
・出荷先は、ほうれん草・白ウリ・ナスは全量共同出荷をしています。少量のものは、学校給食やJAのふれあい市などに出荷しています。

・作付面積は現状維持するが、施設を拡充したいと考えています。
・出荷調整の雇用を確保するために、周年栽培に取り組みほうれん草と小松菜を組み合わせ、年間を通して出荷できる仕組みを確立したいと考えています。

・福山市 農業機械・施設整備支援事業 ふくやまブランド農産物生産拡大事業
・青年就農給付金(経営開始型)受給
・国 経営体育成支援事業
・JA福山市 農業振興支援事業

・農業は一人では出来ないことを改めて感じています。
・年齢の近い先輩に、自分が抱えている問題や栽培に関する課題を相談すると、親身になって考えてもらっています。
・また、圃場のある地域の夏祭り等に積極的に参加するように心がけることも大切です。

就農者の写真1 就農者の写真2