新規就農事例

呉市

中谷 道宣さん(40歳)

平成25年9月就農

取材
平成29年4月10日

中山間地域 呉市川尻,安浦を元気にしたい

 大学卒業後,地元の工場に就職し,20年近く地域の行事や消防団活動に参加してきました。私の住む中切地区は中山間地で段々畑が多く,機械の入れない農地もたくさんあります。ふと周りを見渡したとき,高齢化等により耕作していない農地が増え,さらには耕作放棄地が増加してきているのを感じてきました。私が農業をはじめることで,地域農業の活性化のきっかけにならないかとの思いで,思い切って就農することに決めました。

 キャベツ 160a,トウモロコシ 60a,ミニトマト 6a,コマツナ 6aの計 232aの農地面積で経営している。夏は露地でトウモロコシ,ビニールハウスでミニトマト,冬は露地でキャベツ,ビニールハウスでコマツナを生産している。将来は露地キャベツ一本で経営していきたいと考えている。トウモロコシやミニトマトは,今後のキャベツ拡大に向けての裏作である。

・ミニトマトとコマツナは今年度,増設したハウスを活用し,効率的な生産を目指す。
・キャベツは栽培技術の向上を図る。
・トウモロコシは作付面積を増やし,販路拡大を目指す。

平成28年度呉市新規就農者総合支援事業(新規就農定着支援奨励金)を活用して, 3.5a,2.7aの2棟のビニールハウスを建設した。これにより,夏秋, 抑制栽培のミニトマトの収量増大が可能となる。またキャベツの露地面積拡大に伴い, 育苗用のハウス用地を確保することができる。

・自分自身のやる気が一番大事です。常に向上心を持って,日々頑張って下さい。

就農者の写真1