新規就農事例

府中市

鈴木克彦さん(42歳)

平成28年1月就農

取材
平成30年9月21日

キク新規就農者のモデル経営を目指して

・ 繊維業の家業の後継者から、キク種苗会社に就職。生産部に勤務し、苗生産・株管理等の栽培一般を担当し、栽培管理技術を習得する。その後、関東地方を中心に営業に従事し、営業のノウハウ・コミュニケーションスキルを習得するとともに、大規模経営者・生産組織等から経営管理・大規模栽培管理技術を学んだ。
・ 会社勤務の傍らキク栽培に取り組み、経営者や産地の取組みに触れる中で、就農意欲が高まってきた。
・ 税理士事務所時代、府中商工会議所講座に通い日商簿記3級・2級を取得した。

・ 栽培面積36a、ハウス5a。
・ 省力化・良品生産を視点に、小ギク8割・輪ギク1割・スプレー菊1割の栽培。
・ 盆出荷を主体に栽培してきたが、夏季は潅水等の栽培管理・荷傷み・日持ち等の課題や労力負担も多く、秋季出荷主体に切替えていきたい。
・ 限られた労力で収穫調整がネックとなり、直売・市場出荷を組み合わせ、ロス率を低下させている。販路の確保として産直市を最大限に活用。
・ 初年目は、開花までの栽培管理は順調であったが、収穫できない花が残り、栽培管理や労務管理が十分でなかった。

・ 一定程度の販路も確保され、作型・品種を活用し、周年栽培による周年供給を目指す。
・ 産直向けにキク以外の花き類・野菜も導入し、圃場の有効利用を行う(昨年からキクの後作としてストックを導入した)。将来的には雇用導入による労務管理を考えている。

・ 関係機関の支援を受け営農計画を作成し、青年等就農資金(経営開始型)を受け営農を開始。給付金は運転資金として活用し、施設化はJA資金を利用した。

・ 休みが少ない点はあるが、自分で計画し、自分で判断して、自分で管理できることが農業の魅力であり、楽しい。
・ 簿記の資格・知識があれば経営管理に役立つ。自分で帳簿を付けることにより、売上等が全てわかり、経営課題の明確化とともにモチベーションが向上する。
・ 目先のことに追われがちであるが、(日々のことだけでなく)長い目でのスケジュール管理が大切。

就農者の写真1 就農者の写真2