新規就農事例

広島市

岡崎 嘉樹さん(43歳)

平成28年4月就農

取材
平成29年8月7日
協力
(農)よしやま

安定した雇用制度で就農(野稲さんと一緒に取材を受けていただきました)

【就職の動機と就職までの経緯】
私自身は元々、運送会社に20年以上勤めていました。実家の水田は法人に預け、私も週末には作業を手伝っていた経緯もあり、副代表から当法人への就職の話をいただきました。当時、平日は運送会社で働き、土日は農作業と多忙を極めていたため、体力面を考慮し、転職を決意しました。

【就職した農業法人の経営規模と特長、社員の仕事内容】
水田約20haでコシヒカリ、ヒノヒカリ等を作付けしています。減農薬の米作りに拘り、エコファーマーの認定も受けています。また、広島菜、キャベツ、みぶな、玉葱も作付けしており、近年では野菜の生産量の拡大も図っています。私たち二人は若手従業員として、あらゆる業務や作業を任せられています。具体的には、育苗、草刈・水管理から収穫作業、配送業務、農機の管理や事務処理なども行っています。

【農業法人での自分自身の目標】
構成員の高齢化により、年々作業できる人が減少しています。今後、私たち二人が中心となって、法人が持続的に経営していけるよう力添えをしていきたいです。今は役員、諸先輩方から学ぶことも多く、他県への視察にも行かせていただいています。県内外の優良事例を学ぶことで法人内に取り込んでいきたいと考えています。

法人として国の「農の雇用事業」を活用させていただき、国のバックアップを受けながら、仕事に取り組むことができています。
また、広島県の「農業経営者学校」にも参加し、マーケティングや生産工程管理など経営に必要となる知識を身に付けることができました。JA広島市の「元気な担い手育成塾」にも参加し、野菜栽培の技術指導もしていただきました。

独立就農を目指しても最初から経営を安定させることは難しいと思います。特に農業未経験の方は、何から始めていいのか分かりません。まずはJAや行政などを通じて、農業法人を紹介してもらい、そこで一から農業を学ぶのも一つの方法だと思います。当法人では、厚生年金、雇用保険などの社会保険制度が整備されており、私たち二人は安心して農業に携わることができています。

就農者の写真1