廿日市市

人口
114,253 人※1
世帯数
47,642 世帯※1
農家数
1,242 戸※2

主な農産物

品目
ほうれんそう・こまつな・長なす・いちご・わさび・切りバラ
産出額
12.9億円※3
※1『令和2年国勢調査(人口等基本集計結果)から引用』
※2『2020年農林業センサス農林業経営体調査結果(令和3年4月27日公表)市町別統計表から引用した総農家数』
※3『令和2年市町村別農業産出額(推計)広島県から引用』
廿日市市の特徴

中山間地域における葉物野菜の取組み

広島県西部に位置する廿日市市の佐伯・吉和地域は、標高が高く冷涼な気候をいかした葉物野菜の栽培が盛んな地域です。特に吉和地域は、昼と夜の寒暖差が大きく、秋から冬が旬と言われるほうれんそうが、夏場でも栽培できるため、かつては県内最大の産地でした。
また、政令市である広島市に隣接しているため、鮮度が重要となる葉物野菜の生産基地としての役割を担っています。また世界遺産「嚴島神社」があり、宮島だけでも年間400万人の観光客が訪れます。市は「食」をキーワードとした観光施策を推進する中で、地元食材の提供に重点を置いており、県の地域産業資源に認定されている廿日市市産ほうれんそうは、地域農業を支えていく存在なのです。
移住を希望される方には、市が定住促進住宅や空き家バンク制度をご案内いたしますので、お気軽にご相談ください。

JA担当者からのメッセージ

JA広島市
(管内エリア:広島市、府中町、廿日市市の一部、安芸太田町、北広島町(豊平・芸北地区))

 JA広島市は、広島市と安芸郡府中町、廿日市市の一部、および安芸太田町と北広島町の豊平・芸北地区にまたがる広範囲なエリアをカバーしています。
 JA広島市管内では、広島菜をはじめとした地域の伝統野菜を栽培し、広島市の都市近郊では、葉物野菜を中心とした施設栽培が盛んに行われています。
 また、中山間地域では、水稲を中心にそば、小豆などの環境保全型農業とともに、りんごをはじめとする果樹やトマトなどの生産にも力を入れ、地域農業の振興に取り組んでいます。

JAひろしま佐伯中央地域本部
(管内エリア:廿日市市、大竹市)

 当地域本部は広島市の西隣に位置しており、廿日市市と大竹市の2市を管内としています。沿岸地域はいちご、たまねぎ、いちじく、花卉等の栽培が盛んに行われており、特にバラは全国有数の産地となっています。中山間地域では水稲をはじめとして野菜、果樹等の園芸作物や観光農園、畜産など他種多様な農業生産が行われています。なかでも近年はほうれんそうを中心とした軟弱野菜の新規農業経営者育成事業の取組により生産、産地化に力を入れています。
 また「JA産直ふれあい市場」・「ファーマーズマーケット」において地産地消の取組として新鮮で安全・安心な農林水産物や加工品を供給することで農業所得の向上につなげ地域農業の活力向上を目指しています。

廿日市市お問合わせ

廿日市市 環境産業部 農林水産課 

住所
広島県廿日市市下平良一丁目11番1号
TEL
0829-30-9143(直通)
FAX
0829-31-0999
廿日市市ホームページ

な支援制度

  • 研修制度

    廿日市市で将来活躍する新たな担い手の育成と産地拡大を目指し、ほうれんそう、こまつななどの栽培から販売までを行う2年間の研修制度をJAひろしま佐伯中央地域本部と市・県がタッグを組み、実施しています。

  • 農業関連補助事業等

    認定農業者や認定新規就農者などが、規模拡大や経営改善を促進するために農業用機械や施設を購入もしくはリース契約される場合に、経費の1/3を助成します。

    その他の廿日市市の農業支援施策を探す
  • 生活関連補助事業等

    山間部を中心に空き家を紹介する「空き家バンク」を設置しています。修繕などを要する場合は、費用をサポートする制度もあります。

    その他の廿日市市の生活支援施策を探す

ンフラ情報

  • 子育て・教育

    保育園39園、幼稚園8園、小学校17校、中学校10校のほか、子育て世代の情報交換や憩いの場となる子育て支援センターも3か所あります。また、幼稚園からALTを派遣した外国語活動など、特色ある教育を進めています。

  • 医療

    総合病院1箇所、病院・診療所約110箇所、歯科診療所約60箇所あります。また、休日や夜間は休日・夜間急患診療所、中山間地域である吉和地域では吉和診療所も開設しており、安心・安全な医療環境を整えています。

  • その他

    市内には大型商業施設があり、買い物に便利なほか、沿岸部は、JRや市電が運行、中山間地域でも30分以内で街に行くことが可能。吉和地域には高速道路インターチェンジがあるので、移動も便利です。

の他

農林水産事業者・食関連事業者・観光関連事業者が、高原の軟弱野菜から瀬戸内の水産物まで、標高差のある本市で生産される多様な食資源や市内・近郊に立地する大学などの知財を活かし、市内・都市圏内の取引を盛んにする流通・販路の確立や、商品・サービスの付加価値を高める地域資源活用や6次産業化に取り組み、市内を縦断する新たな食産業のネットワーク「フードバレーはつかいち」の市内・都市圏内での形成をめざしています。

就農者の写真

大学院卒業後、大阪で7年間食品衛生コンサルティングの会社で営業マンとして働いていましたが、「いつかは地元に帰りたい」という思いを募らせていました。「やりたいことをしたらいい」と背中を押してくれたのは、高校からの知り合いで偶然にも大阪で再会した妻でした。命をつくる食にかかわる仕事へのやりがいと、農業ビジネスへの可能性を感じ、農業の道へ進みました。実家は非農家でしたが、迷いはありませんでした。
1年間の基礎研修を修了し、現在は玖島地域で24aの土地を借りてほうれんそうとこまつなを栽培しています。6次産業化にも興味があり、今後は他の農家達と組んで農業ビジネスを総合的な視点で取り組みたいです。 
移住者の写真

半自給的な農業と自分のやりたい仕事を両立させる、そんな暮らしができると思ったのが、この場所でした。食べ物はできるだけ自然のものをと、約10aの畑で野菜を栽培し、日本ミツバチを飼育しています。家族の時間を大切にするためテレビは見ません。周囲の人にも僕たちを支えていただいており、野菜やお米をいただいたり、農業を教えていただいたりと、とても親切にしてもらっています。
人と人が深くつながり、支えあう経験をさせていただく中で、心が豊かになり、安らぎを得た生活を送っています。

し・レジャー施設

廿日市市の佐伯地域で毎年7月下旬の土曜日に開催される「さいき水まつり」。
水と緑をテーマにした佐伯地域最大の夏祭りです。神楽舞や和太鼓など見ごたえのあるステージイベントはもちろん、金魚サイズのままで飼える「錦鯉」の展示即売など、佐伯ならではの充実した屋台コーナーが特徴です。
また、宮島地域や大野地域では2月になると牡蠣イベントが開催されます。新鮮な牡蠣を使ったメニューが豊富で、色々な食べ方がお得に楽しめます。殻付き牡蠣や、牡蠣のむき身もお得な値段で購入できるので地元の方にも大人気です。

通アクセス

アクセス方法 経路 所要時間
自動車 (廿日市市役所) 広島市中心部から 西広島バイパスを西方面 25分
自動車 (佐伯地域) 廿日市市市役所から県道30号線を北方面 30分
自動車 (吉和地域) 廿日市市市役所から県道30号線と国道186号線を北方面 60分
広電 (廿日市市役所)紙屋町西より宮島線で廿日市市役所前にて下車 40分
JR (廿日市市役所)広島駅より山陽本線で宮内串戸駅にて下車 25分