新規就農事例

広島市

畑山 真太郎さん(25歳)

平成24年4月就農

取材
平成29年6月7日

強く大きな生産力の実現へ!

アルバイトで通った農業法人で農業に関わる人の魅力に強く心を惹かれ、目的を見出せずにいた大学生活に終止符を打ち、農業専門学校に進路を変えました。その後、更なる技術習得のため、2011年に広島市の「ひろしま活力農業経営者育成事業」に研修生として参加し、1年間栽培技術にかかる研修を受けました。

経営面積は40aの圃場で小松菜、ほうれん草、パープル水菜を作付けしています。就農して6年目になり作業サイクルが定着してきた現在は、経営の効率化を追求しています。会計はクラウドシステムを使い、会計処理を出来る限り省力化しています。クラウドシステムでは、決算書類や税務申告書類の作成だけでなく経営分析してくれるため、次年度の経営計画を立てるうえで大いに参考となっています。栽培面では、土壌に菌資材を投入し、土壌改良を行うことで連作障害を防ぎ、安定した収量の確保へと繋げています。

成長分野である農業において、現状維持の経営だけでは退化に繋がりかねません。そのため、規模拡大を通して、常に進化していくことを心掛けていきたいと思っています。
また、消費者やバイヤーなどの顧客が求めるニーズや量に柔軟に対応できるようにしていきたいです。
現在、サンフレッチェ広島と協力体制を築いています。具体的には、「サンフレッチェ応援水菜」という商品をスーパーを通して販売し、売上の一部は青少年健全育成のための社会貢献活動(サッカー教室の開催等)のための資金に充てられています。今後の地域の宝である農業とサンフレッチェ広島が目指す地元密着志向を融合させて新たな販売戦略を練っていきたいです。

葉物野菜は年間を通じて管理・収穫作業が発生するため、雇用に頼らざるを得ません。経営を向上させていくためには雇用を止めることなく人件費を払い続けるだけの収益を上げなければなりません。国の「農の雇用事業」や「JAバンク新規就農応援事業(新規就農研修支援事業)」を活用できたことは、経営にとって大きなプラスとなりました。しかしこれらの事業は、人件費の援助が目的ではなく、雇用した従業員が将来就農できるよう生産技術、経営力等を習得させることが目的です。そのため、趣旨をはき違えずに、人材育成の観点から活用させていただき、就農希望者へ指導を行ってきました。

農業をしていくうえで、地域住民、先輩農家、行政やJAとのコミュニケーションは欠かせません。就農、そして経営を行っていくうえで必ずヒントやアドバイスをいただけます。まずはJAや行政から研修制度や就農事例などの情報を得て、自ら先輩農家の元に足を運んでコミュニケーションをとることから始めてみてください。

就農者の写真1 就農者の写真2